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月別アーカイブ: 2016年9月

サマージャンボの猫|谷川俊太郎他「100万分の1回のねこ」
「100万回生きたねこ」という絵本からインスパイアされた現代の日本の作家たちのアンソロジーを集めたのがこの「100万分の1回のねこ」である。宝くじに当たる確率がだいたい、1000万分の1らしい。ということは、10人に1人 […]
個人的な風景|河瀨直美「あん」
河瀬直美監督の「あん」をみた。この映画はドリアン助川さんの原作を映画化したものである。ドリアン助川さんどいえば「叫ぶ詩人の会」や「金髪先生」で知られている。そんなドリアン助川さんがハンセン病、所謂らい病をテーマにして小説 […]
イノチガケ・ミーツ・ワルフザケ|町田康「ギケイキ」
町田康の『ギケイキ』を読んだ。とりあえず題名から考えてみたが、最初意味が解らなかった。どんな意味?帯を見ると源義経が主人公らしい。「平家、マジでいってこます」と書いてある。たぶん、古典を翻訳しているので、いろいろと言葉を […]
パフォームの新世界|又吉直樹「火花」
かなり前に(1年ほど前だっただろうか)文芸春秋に乗った又吉直樹著『火花』を読んだ。読んだ理由はとても流行っていたから、それと選評で山田詠美がとてもほめていた。山田姐さんは好みがかなりハッキリしているので読むときに参考にな […]
悪夢を夢見る男|塚本晋也「悪夢探偵」
以前、『悪夢探偵2』について書いた。今回は、その始まりの物語『悪夢探偵』について書こうと思う。と言っても誰も読まないかもしれない。まあいい。書こう、郭公。 「悪夢探偵」とは人の夢の中に入る能力を持ってしまった男である。そ […]
ココロに花を|原田眞人「駆込み女と駆出し男」
この映画は井上ひさし原作『東慶寺花だより』を原作に映画化された作品だ。 自らを売るということは大変なことである。この世界に居場所がないということだ。日本では江戸時代に離縁を女性が望んでも許されることが少なかった。男の自分 […]
ほら吹き男爵の思考的冒険|フランク・パヴェッチ「ホドロフスキーのDUNE」
もしこの世に一番面白い見世物があるとすれば、それは芸術家の頭の中ではないだろうか。そんな奇妙な感想を抱かせてくれるのが、このドキュメンタリー『ホドロフスキーのDUNE』である。 この映画は伝説のカルト映画作家にして、コミ […]
第9の予言「ルーブルNo.9」|描かなければよかったのに日記。
2016年8月28日(日)に森ビルへ行ってみた。フランスのルーブル美術館からの逆輸入文化である漫画を日本とフランスの作家たちがルーブル美術館をテーマにバンド・デシネとして表現した作品の展示会である。
共鳴的人間|佐藤亜紀「ミノタウロス」
密室という考え方がある。密室とは実際にはありえない状況を作り出す力である。そのため、誰もいないのに人が殺された、この人間が犯人のはずなのに、この時間帯この場所にいなかった、犯人はこの人間しかいないのに凶器がない。などなど […]