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月別アーカイブ: 2016年10月

本質直観の残酷な神が支配する|青山二郎「目の哲学/利休伝ノート」
昔、青山二郎という天才がいたらしい。昔は本当に働かない天才がいて、吉田健一さんは乞食王子と自分のことをエッセイで名付けていたが英国の貴族の影響からカントリーオウルドマンとしての人生を歩もうとする人間が多くいたらしい。現代 […]
今読むべき本|マンスフィールド「マンスフィールド短編集」
今読むべき本、とタイトルに書いたが実は私自身が最近読んだので「いつ読むか」と問われれば「今でしょ」と返したくなる。しかし私は「今でしょ主義者」ではない。私は「やらないよりはやる主義者」である。いったい何を書いているのだろ […]
父系解剖図説|中澤日菜子「お父さんと伊藤さん」
「お父さんと伊藤さん」を読んでみた。何故って知り合いが読んでいたから、そして知り合いに借りたから。それから映画化されたから。理由なんてどうでもいい。リリー・フランキーも関係ない。読めば何かあるわけで「お」と「い」の間に何 […]
デイジーと7人の男たち|クエンティン・タランティーノ「ヘイトフルエイト」
この話を最初レンタルビデオ店で眺めていたときに、あざのある女性を見かけて、「もしかしたらこの女性が最後まで生き残るのかな」と思った。主人公は「ジャンゴ 繋がれざる者」と同じように黒人である。最近のタランティーノ監督の物語 […]
大人の領分|ジェローム・K・ジェローム「ボートの三人男」
大人になり切れない大人たちのための寓話として読まれているジェローム・K・ジェロームの「ボートの三人男」を読んだ。電車の中で読んでいたらはかどりすぎた。解説を井上ひさしが書いているのだが、この本は時間をかけて読むほうが良い […]
黒ダリ、白ダリ、赤ダリ「ダリ展」|描かなければよかったのに日記。
乃木坂駅から国立美術館へ行き、「ダリ展」を見てきた。ダリと云えば20世紀を代表する芸術家であり、未だに多くの謎を残している作家でもある。その謎が未だに多くの人を魅了しているのだろう。 私もそんなダリに魅了されたくて、20 […]
グッバイピカソ|石井克人「ハロー!純一」
石井克人といえば「鮫肌男と桃尻女」や「PARTY7」などでクエンティン・タランティーノ監督ばりの奇妙なテイストの映画を撮っている映画監督だが、今回の「ハロー!純一」はこの石井克人が子供のために作った映画である。映画館では […]
善悪の彼岸の果ての物語|アレハンドロ・ホドロフスキー「エル・トポ」
20世紀を代表するカルト作家のアレハンドロ・ホドロフスキーが監督・脚本・主演・音楽とこなした映画である。死がまとわりつく世界が一度見たとたんに吐き気がする。その後、だんだん癖になりその物語に引き込まれる。 物語の形が再構 […]
存在しなくてもよい人|ロアルド・ダール「キス・キス」
この世にいる人は実はいてもいなくてもよい人である。子供のころから私はそのように感じていた。なぜ私は生まれたのか、私はなぜここにいるのか、なぜ私はどこへ行くのか。子供のころからこのような気持ちをもって生きることは心を疲弊す […]