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月別アーカイブ: 2017年1月

超文学|岸本佐知子「ねにもつタイプ」
この世にナンセンスエッセイというものはいくらでもある。かどうか知らないがどんな形にせよ役に立つという部分で文章は成り立っている。それはもともと文章とは人に自分の意志を伝えるために発明されたスキルだからだ。そのため普通、人 […]
くんちゃんのような子供は存在しない|ドロシー・マリノ「くんちゃんのもりのキャンプ」他
あることにより、自分勝手に少し休みを頂いた、というか休む以前にいろいろと人生が大変だったがその部分は省く。その自分勝手な休暇に知り合いが紹介していた絵本を読むことにした。以前よりそのような本を紹介していたのは知っていたが […]
教養と時間軸の問題解決論|ブレヒト「暦物語」
20世紀の文学は19世紀の教養的世界をどのように解釈するかが大きな課題の一つだった。20世紀に2回の大きな世界大戦があり、その後科学が大きく発達し、原子力という人間にとって扱うのが非常に難しい問題が現れた。自然な力ではな […]
落ちのない話|森田芳光「の・ようなもの のようなもの」
落語とは落ちのある話を指す。落語家が噺の終いに落ちをつけることにより一応の話が終わる。何故終わるかというと二人以上と登場人物が落語の話には存在するからだと思う。会話を繰り返すことで少しずつ話が進んでいく。会話なので、内容 […]
馬鹿正直のたましい|早川義夫「たましいの場所」
もっと早く読みたかった本だった。このミュージシャンにもっと早く出会っていれば、もしくはこの本をもっと早く読んでいればと思うほどのいい本だった。しかし人生には遅すぎることはない。私が生きている間にこの本に出会えた事はとても […]
愛のアウトサイダー|D.H.ロレンス「ロレンス短編集」
幼少のころ、D.H.ロレンスの「チャタレイ夫人の恋人」を買おうと思ったことがある。結局買わずに角川文庫のジョルジュ・バタイユの「マダム・エドワルダ」を買って読んでいた。表紙を池田満寿夫が描いているお洒落な装丁だった。内容 […]
本当みたいな本当のこと|佐野洋子「ふつうがえらい」
佐野洋子の「ふつうがえらい」を読んだ。大体100ページほど読んだ後、ぼんやりしてゆっくりページをめくり始めた。頭の中でもやもやと考えが広がり、もの思う葦化している。そうか、人間は考える葦となったのは生きることにつかれてし […]
大人の絵本|三浦哲郎「ユタと不思議な仲間たち」
三浦哲郎の「ユタと不思議な仲間たち」を読んだ。とりあえず泣きそうになった。ということはきっとすでに泣いていたのだろう。何か涙腺がウルッとくる感じである。そんな感じを味あわせてくれるのがこの作品なのだが、何故、そんなにウル […]
ひどい話|ノーラ・エフロン「奥様は魔女」
この世には、いい話とか悪い話などがある。いい話というのは、おばあさんが重い荷物を持っていたので持ってあげたら感謝してくれた。といった話である。いい話だ。悪い話というのは、例えば道を歩いていたら野良犬に噛まれたなどで、悪い […]
PVみたい。|平川雄一朗「僕だけがいない街」
映画版「僕だけがいない街」を見た。この映画の原作はもともと漫画であった。漫画版が非常に売れたため、映画化されたというパターンの映画である。主役は藤原竜也。藤原竜也のお家芸であるきわきわの主人公の姿が見られるが、一応という […]