メニュー

月別アーカイブ: 2017年3月

自分を愛する歌|ギュンター・グラス「ブリキの太鼓 第二部」
ギュンター・グラス『ブリキの太鼓 第2部』を読んだ。この物語の特徴は話者の分裂にあると感じたのだが、自分なりにそのことを考えてみたい。 グラスは『ブリキの太鼓』をテキストと考えているように感じる。それはドイツ文学の特徴か […]
タケちゃんの聖書|色川武大「私の旧約聖書」
「世界三大」という言い方はよく聞く。世界三大美女といえば、クレオパトラ、楊貴妃、小野妹子小野小町である。すごい。日本人が入っている。というか、基本的にアジアンビューティーぞろいである。世界は狭いな、と感じるのは私だけか。 […]
殺人の手順|村上春樹「騎士団長殺し 第1部 顕れるイデア編」
文学は人を殺すという行為にあまり注意を払わなくなった。昔は殺人というとかなりの大罪であり、自らの殺人までの遍歴を描いた「無知の涙」や最近では「絶歌」が実際に出版され話題になっている。「無知の涙」は大きな社会現象となり、日 […]
学者たちのポタニカル・ライフ|レオ・レオーニ「平行植物」
嘘八百という言葉があるが、どういう意味かというと嘘を八百回いうと本当のように聞こえるという意味で、世の中では本当なことよりもみんなが真実と思いたいことの方が真実になる場合がある、といった意味のことわざである。 というのは […]
退屈な魂|ギュンター・グラス「ブリキの太鼓 第一部」
人の薦める本を読むというのを私は好んで行う。それはその人がいったいどのような本が好きなのかを知ることにつながるからだ。なので、人に本を勧められたり、この本が好きだという話を聞いたり、昔この本を読んだ話を聞いたり、最近読ん […]