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感想

「ニーチェの馬」の謎|ミシェル・オンフレ/マクシミリアン・ロ・ルア/國分功一郎訳「ニーチェ 自由を求めた生涯」
ニーチェが発狂した理由の一つとして、若い頃に罹患した梅毒だという説があった。発狂寸前だったニーチェは馬が鞭で叩かれているのを見て、悲嘆にくれたらしい。 『ニーチェ 自由を求めた生涯』にはニーチェの人生がバンド・デシネ形式 […]
タージ・マハルはアンチ・クイーンになりたい。|白川三兎「田嶋春にはなりたくない」
 白川三兎はミステリ小説家である。2009年に『プールの底に眠る』に依って第42回メフィスト賞を受賞してプロデビューを果たしている。作風は幻想的奇想的な設定ながら人間の心理を追うことで心理的推論を重ねる形式をとっている。 […]
魔女の台所|吉本ばなな「キッチン」
「キッチン(新潮文庫)」は「わたしがこの世で一番好きな場所は台所だと思う。」という印象的な一文から始まることで有名な小説ですが、その小説が発表された当時、そのリリカルさと文学性の高さからとても高い評価をされました。  し […]
分かりにくい物語|「僕らは奇跡でできている」「獣になれない私たち」
「僕らは奇跡でできている」にはヘンな人間ばかりが出てくる。このヘンな感じはオフビート感とも説明が出来て、基本的にみな常識が通用しない。逆に常識がある人のほうがヘンに見えてくる。でこの状況を発達障害と説明すると分かりやすい […]
密室の哲学者|ポーシャ・アイバーセン「ぼくは考える木」
「ぼくは考える木」はポーシャ・アイバーセンによるノンフィクション小説である、であろうと思う。「ぼくは考える木」は一人の自閉症患者の主人公にしている、そしてその自閉症患者は自分の内面を確かに表現できる優れた詩人なのだ。そし […]
コントロール|描かなければよかったのに日記。
最近「ひきこもり」について考えたので書いておく。 そもそも精神科に通い、薬を処方されれば、自然と精神科医のコントロール下に置かれる。 現在の斎藤環にかかれば「ひきこもり」と診断されるだろうし、「統合失調症」と診断するタイ […]
新しい年への手紙|朝吹真理子「流跡」
本を手に取ろうとして、手に取れず云々と心が鬱屈してしまう時が度々あり、それは余程体力が落ちていることであることが分かる。そういう時は特に何もせずじっとしていることも良いかも知れないが、私は蒲団の中に潜り込みながら「流跡」 […]
C.R.E.A.M.(Cash Rule Everything Around Me)|描かなければよかったのに日記。
今回、ネット上で騒がしいので、考えてみる。 障碍者雇用水増しでは3460人で半数と言うことになる。とすれば全体で6920人分になる。助成金は大企業では1年で50万円らしい。 3460×500000=1,730,000,0 […]
けものづくし 真説・動物学体系|別役実|平凡社ライブラリー|1993
思考のレッスン|別役実「けものづくし」
テレビなどメディアで情報らしき断片を元に描かなくてもよい雑感を書いていると、暗鬱とした気持ちになり「やはり描かなければ良かった。」という気分に陥る。澱のようなものが足の裏の方にだんだんとたまってくる感じだ。結局自分で澱を […]
僕の人生のあとがき|描かなければよかったのに日記。
社会的評価について 私が気になっているのは過去は必ず現実まで続いていて、現実は必ず未来へと繋がっている、ということだ。つまり未来を変える為には現実を変えなければならない。さて現実を変える方法とはあるのだろうか。残念ながら […]