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エッセイ

けものづくし 真説・動物学体系|別役実|平凡社ライブラリー|1993
思考のレッスン|別役実「けものづくし」
テレビなどメディアで情報らしき断片を元に描かなくてもよい雑感を書いていると、暗鬱とした気持ちになり「やはり描かなければ良かった。」という気分に陥る。澱のようなものが足の裏の方にだんだんとたまってくる感じだ。結局自分で澱を […]
鍵カッコが多すぎる!!!…けど読みやすい。|橋本治「上司は思いつきでものを言う」
橋本治を読んでいて思うのは「鍵カッコが多すぎる!!」だ。でも読みづらいかというとそんなことはない。非常にわかりやすい。これは不思議な現象だ。大体鍵カッコを付ける場合は鍵カッコの中を説明するためにつけるからだ。鍵カッコの中 […]
私は全く気にならない|岸本佐知子「気になる部分」
エッセイというものは基本的に事実をもとにした所感のようなものである。じゃ小説はどうか、と問われることがあるが、小説については事実を補完する物語を作り説明するのが小説だと、私は思う。なので、所謂感想文は小説ではない。「今日 […]
タケちゃんの聖書|色川武大「私の旧約聖書」
「世界三大」という言い方はよく聞く。世界三大美女といえば、クレオパトラ、楊貴妃、小野妹子小野小町である。すごい。日本人が入っている。というか、基本的にアジアンビューティーぞろいである。世界は狭いな、と感じるのは私だけか。 […]
超文学|岸本佐知子「ねにもつタイプ」
この世にナンセンスエッセイというものはいくらでもある。かどうか知らないがどんな形にせよ役に立つという部分で文章は成り立っている。それはもともと文章とは人に自分の意志を伝えるために発明されたスキルだからだ。そのため普通、人 […]
馬鹿正直のたましい|早川義夫「たましいの場所」
もっと早く読みたかった本だった。このミュージシャンにもっと早く出会っていれば、もしくはこの本をもっと早く読んでいればと思うほどのいい本だった。しかし人生には遅すぎることはない。私が生きている間にこの本に出会えた事はとても […]
本当みたいな本当のこと|佐野洋子「ふつうがえらい」
佐野洋子の「ふつうがえらい」を読んだ。大体100ページほど読んだ後、ぼんやりしてゆっくりページをめくり始めた。頭の中でもやもやと考えが広がり、もの思う葦化している。そうか、人間は考える葦となったのは生きることにつかれてし […]
主のいる会話|日夏耿之介「風雪の中の対話」
日夏耿之介と言えばポーやワイルドの詩の翻訳で知られている。私が日夏耿之介を知ったのは澁澤龍彦の本を読んでいた時だ。日夏さんのゴシックな翻訳とこだわりの強さ、そして趣味の良さに裏付けされた言葉選びがとても新鮮だったらしい。 […]