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映画

家族という名前の虚構|是枝裕和「万引き家族」
泥棒としての家族 この文章は万引き家族に対する考察になります。この映画の主人公、治は日ごろから万引きをして生活をしています。もし、自分の父が泥棒を生業にしていたらどうしようか、とありえない想像をしてみる。あくまで例えです […]
パンク×(カケル)侍≒(イコール)お前はもう死んでいる。|町田康/石井岳龍「パンク侍、斬られて候」
パンクと侍、一見相いれないこの二つの要素を取り入れたのが町田康著『パンク侍、斬られて候』らしい。らしいと書いたのは、この小説は町田康の中でも人気がある作品だが、評価自体は結構難しい小説だからだ。この小説には町田康の時代劇 […]
不死者・天野あい|桂正和・関和亮「電影少女2018」鈴木光司・中田秀夫「リング」
人が死ぬことは自明の理であることは、何故だろうか。人間は自分の人生の中でいくつもの死を客観的に知ることが出来る。まず自分が食べている食事のほとんどは動物の死肉である。その死肉を食べることで人は自らの命を生きながらえている […]
普通の人びと|武富健治「鈴木先生」坂元裕司「anone」
或る日、私はTVドラマを見たいと思っていた。2018年現在、テレビドラマと言えば『anone』であるのは、誰の目から見ても正しいだろう。その正しさは誰もが「面白いドラマを見たい」という純粋な希望から生まれたと思う。『an […]
3人の母親が1人の娘を作る神話|荻上直子「彼らが本気で編むときは、」
『彼らが本気で編むときは、』がテーマにしているのはジェンダーではあるが、ただ「乗り越える」こと自体がテーマではなく、「ジェンダー」自体が人を幸せにするのか、といった問いかけがテーマになっている。 結局、この問いかけは宙に […]
アンチ・タイムレスワールド|ポール・トーマス・アンダーソン「マグノリア」
『マグノリア』について 『マグノリア(Magnolia)』は1999年に製作されたアメリカ映画です。監督・脚本ともにポール・トーマス・アンダーソンです。 この物語はロサンゼルスを舞台に、関係性の見えずらい主要の男女9人の […]
悪人は皆、世界の狭さに怯えている。|北野武「アウトレイジ 最終章]
「アウトレイジ」とは非道という意味を指す。非道というのは道を外れていることを指し、ありていに言って人外のものを指す。人外とは鬼や悪魔のような存在だ。なので、本当は存在しない。
暴力と選択の果てに|中野量太「湯を沸かすほどの熱い愛」
お昼休みにコンビニエンスストアで何を買うか、迷う時がある。私の中に「ハーゲンダッツ」を買おうとする私と、「明治ブルガリアヨーグルト」を買おうとする私がいる。 まるで私が分裂しているように見えるが、当然私が分裂しているので […]
過去の記憶は隕石衝突の夢を見るか?|新海誠「君の名は。」
新海誠の「君の名は。」を見た。初めのセリフの「朝、目が覚めると泣いている」を聞いて「やばいな…」と感じた。「世界の中心で、愛をさけぶ」まんまじゃん。もしかして、その系の映画なのか。この映画は確かゴヤ賞を受賞しているはず。 […]
嘘の講談者|森達也「FAKE」
さて、皆さんは「佐村河内事件」をご存じだろうか。聴覚障害をもった作曲家の佐村河内守氏に実はゴーストライターがいたという話だ。よく考えたら聴覚障碍者なので影の作曲家がいてもおかしくない。もっと言えばプロデューサーぐらいはい […]